心に残っている曲(3)~エーゲ海の真珠

 中学校の夕方の校内放送で流れたのが「夜空のトランペット」ならば、お昼の校内放送で流れていたのがポール・モーリアの「エーゲ海の真珠」でした。

 亡くなった今でも、よく耳にする曲がたくさんあるポール・モーリアですが、この曲は、その中でも特に私のお気に入りの一曲で、私が生まれて初めて購入したドーナツ盤のEPレコードでもあります。曲中のあの女性のスキャットが大好きだったこと、今でもよく覚えています。

 当時の放送部の生徒には、選曲のセンスがあったんだなあと、つくづく感じさせられます。いろいろな曲をかけてもらったことで、たくさんの名曲と出会った中学時代でした。

大塚茜コンサートinトーキョーコンサーツ・ラボ

 今日、午前中から気温がぐんぐん上がる中、一か月ぶりに大塚茜さんの出演されるコンサートに出かけました。

 コンサート会場は、早稲田大学にほど近い西早稲田にあるトーキョーコンサート・ラボです。事前にネットでアクセスを調べてから出かけたのですが、分かりにくい場所にあって、見つけるのに手間取り、ちょっと焦りましたが、無事にコンサート開始15分前には着きました。

 今回は、フルートメインではなく、声楽がメインのコンサートではありましたが、プログラムはバラエティに富んでいて、なかなか楽しむことが出来ました。

 出演は、大塚茜さんの他、茜さんの盟友とも言うべきハーピスト宮本あゆみさん、そしてソプラノ歌手清水梢さんの3名という構成。宮本さんの出演されるコンサートは何度も聴いたことがあるのですが、清水さんについては今回が初めてでした。

 リベラの「彼方の光」から始まり、ディズニー作品、ヘンデルやプッチーニの歌劇からのアリア、バッハのカンタータ作品、さらに注目すべきは、宮本さんご自身が作詞、作曲された本邦初演の「金木犀」も。

 この「金木犀」、歌詞の中には、今回の3名の出演者の名前が、ちゃんと入っているんです。「茜」「歩み(あゆみ)」「梢」が歌詞の中に散りばめられているとのMCに、調べてみると、なるほど、入っています。この日のために作った曲だそうです。

 茜さんのドビュッシー「シランクス」は、朗読付きになっていて、フルート演奏では初めて聴きました。木管のフルートの音、この曲にマッチしていて心地よく聴くことが出来ました。

 そして、時間はあっという間に過ぎ、アンコールではミュージカル「マイフェアレディ」の定番曲「踊り明かそう」を、ある事情があってテイク2まで聴かせて頂き、満場の拍手の中、終演を迎えました。

 そのあとは、いつもお決まりの打ち上げ会。茜さんのコンサートでは、終演後に打ち上げ会(観客との懇親会)が行われることが多く、回数を重ねるごとにその参加者が増えているようで、今回は出演者も含めて30名くらい参加して、コンサートや音楽の話などで大いに盛り上がりました。

 来月22日には、今年の3月以来の紀尾井ホールでのコンサートが行われる予定になっていて、相変わらず忙しい大塚茜さんです。

心に残っている曲(2)~夜空のトランペット

ニニ・ロッソのトランペットの代表曲です。

 私の印象では、「夜空~」ではなく、夕焼けがバックだと似合いそうな気がするのですが、それというのも、私の出身中学校の下校時間に、校内放送で必ずかかる曲がこの曲だったからです。

 当時は、それほど熱心に部活に取り組んでいたわけではないのですが、この曲だけは、真っ赤な夕焼けの中を帰宅していたことを懐かしく思い出すことが出来るので、強く印象に残る曲になっています。

 トランペットって、瑞々しく爽やかな青春時代を表現するのに、とてもマッチした楽器だと思うのです。

ムラマツフルート個人レッスン9月第2回

 サン・サーンスの「ロマンス」の練習は2回目になります。音階、半音階の部分にどうしても目が行きそうな楽譜なのですが、それより前の部分でも意外にてこずっています。

 小節でいくと、26小節から38小節までの間のフレーズです。転調してホ長調(♯4つ)になっていますが、そこに臨時記号の♭や♮がついているため、譜読みに余裕がなく、指がかなり迷いやすくなっていて、音ミスをしてしまう難所になっています。

 野原先生曰く、「まだ指に迷いがあるので、もっとゆっくりでもいいから確実に指を覚え込ませて、しっかりした音で吹くことが大事」ということで、ここでもメトロノーム練習を要求されました。地道に少しずつ慣れて、ピッチを上げていくしかないとのこと。

 たとえ苦しくても、この地道な練習を厭わずにやって吹くか、面倒臭がってやらずに感覚的にしか吹いていないかで、数か月経つと、この曲に対する表現力やその音楽性が全く変わったものになるそうです。

 そう言われてしまうと、頑張らざるを得ません。

 以前、この曲を吹いた生徒さんの総譜を見せてもらいましたが、ピッチは4分音符で76と書かれていました。そのピッチで実際に吹いてみると、決して速いわけではないんです。寧ろ、今の私が吹いているピッチの方が速いくらい。

 野原先生は、4分音符で76は「少し遅めですが、問題のないピッチレベル」だそうです。後期ロマン派に属するサン・サーンスですから、演奏される方によって、そのピッチにはかなり個人差があるそうです。そのあたりは、バロックや古典派あたりの曲とは大分違うのかもしれません。

 明日から連休なので、腰を据えて、地道な練習に時間を割きたいと思います。

心に残っている曲(1)~ロマンス第2番 へ長調Op.50

 今も記憶に残っている曲、心に強い印象を残した曲などを、この場で、エピソードを交えながら、一曲一曲紹介していこうと思います。

 記念すべき一番最初の曲は、それこそゼロ歳児で、私が物心つく前から子守唄代わりによく聴いていた曲、ベートーベン「ロマンス」第2番ヘ長調Op.50です。当時、貧乏なわが家には何故かレコードプレーヤーがあり、よくこの曲がかかっていて、頻繁に聴いたことを子供心によく覚えています。

 私が今のような音楽好きになることを決定付けた象徴となる曲で、まさに子守唄代わりの曲と言って過言でありません。

 流石に、今はレコードで聴くことはありませんが、多分、今も家の納戸には、その時のレコードがあるはずです。埃を被っているかもしれませんが。

ヤマノフルートグループレッスン9月第2回

 夕方から天候急変で、雷雨となっていましたが、勿論、レッスンはちゃんと受けてきました。

 今日から、テキストは最後のChapter18に入り、音階練習は難解なロ短調。シから始まる音階なので、2オクターブ分吹くということになると、高音域のシまでいってしまうことになり、高音域の部分の音が出るか以前の問題で、運指がとにかく大変でした。

 高音域のミ、ファ♯、ソ♯、ラ♯、シの上昇形の並びが難しくて、逆に下降形はシ、ラ、ソ、ファ♯、ミという並びになり、指が大混乱。あまり出てこない調らしくて、先生もゆっくりと慣れればいいと言ってくれました。ちょっと安心。

 曲は、「ユー・レイズ・ミー・アップ」になり、一見すると吹きやすそうでしたが、知っている曲だけに陥り易い問題が露呈。自分が知っている都合のいいリズムで勝手に吹いてしまい易いのです。

 楽譜をよく見ると、間違って吹いている箇所が多数。好きな曲の場合は、特に要注意だったりします。まだまだダメですね。楽譜は、それこそ穴があくほど、じっくり観察をしてから、音取りをして吹き始めないと。反省です。

 発表会の候補曲については、一応メンバーに楽譜を見てもらいました。拒否反応は出なかったけれど、まだ時間はあるので、他の曲と比較検討するということで、現時点では保留ということになりました。

発表会の候補曲(1)~パート・オブ・ユア・ワールド

 先日、ヤマノミュージックサロン大手町の発表会が、来年の5月頃になるという話を先生から聞きました。1月、2月あたりだと、ソロの2つの発表会と日程が被り、大変なことになると思っていたので、これは本当に助かりました。

 ただ、曲決めについては、悠長にしていると、あっという間に時間が過ぎてしまうので、候補曲だけでも早めにリストアップしておかなければと考えています。遅くとも、年内には先生とメンバーの了承を得た上で曲を決めて、総譜と各パート譜を皆に配布しておこうと思っているのです。

 メンバーは私を含めて4人なので、最有力なのは四重奏の曲ということになります。勿論、2人ずつで二重奏という手もありますが、せっかく4人いるのですから、二重奏というのはあまりにもったいないと思うのです。

 あとは、難しさなども考慮。私以外の3人、それなりには頑張ってはくれるのですが、やはり難しい曲ということになると、拒否反応を示す可能性もあります。ですから、あまり難しい曲も駄目ということになります。

 今年の2月、前回の発表会では「彼方の光」を演奏しました。この四重奏もリベラが歌う原曲のイメージを損なわない素晴らしいアレンジでしたが、後半が結構難しかったことを覚えています。

 この曲よりも明らかに難しくて、多分☆5つと最高難度ぎりぎりだと思いますが、曲はとても綺麗でメンバーの納得が得られそうな曲の第一候補が、「パート・オブ・ユア・ワールド」です。

 ご存じ、ディズニーアニメ映画「リトル・マーメイド」のテーマ曲です。既に入手済のこの楽譜、WindsScoreから出版されているもので、模範演奏を聴いてもわかる通り、とても綺麗なアレンジになっています。

 難点は、転調が多いこと、随所に散りばめられた飾りのパッセージが結構大変なこと、そして一部パートの音域が高いことです。

 でも、メロディーが各パートに満遍なく回ってくるので、パートによって飽きてしまうということがない構成になっていますし、アンサンブルとして合わせる醍醐味を存分に味わえる曲だとも思います。まずは、明日のレッスンの時に、他のメンバーにそれとなく打診してみる積もりです。

茜さんとの出会い(2)~あるきっかけとは

 私には、将来、仕事をリタイアした時のことも考えて、地元茅ヶ崎でお世話になっているフルートの先生がいます。月2回くらいのペースですが、レッスンも受けていますし、年1回の発表会にも参加させてもらっています。

 小林優香先生という方です。

 いつも自宅でレッスンされている先生ですが、コンサート活動なども行っていますし、なかなか活動的な方だったりします。

 小林先生が茜さんとどう関わっているのかというと、お二人がFOJ(フォージェ)というプロのフルートアンサンブルのメンバーになっているのです。何回か、FOJのコンサートにも行ったことがあります。それで気が付かなったというのですから、私も大分抜けていますね。

 あるきっかけというのは、私がそのことに気が付いて、楽譜の入手のことについて、小林先生に相談したことです。小林先生から、その件について茜さんにメールが行き、その時、小林先生が私のメールアドレスを教えたことから、私に茜さんからダイレクトでメールが来たのです。

 「会いましょう」と、茜さんからメールを受け取った時は、小林先生が茜さんに私のメールアドレスを教えたことは知らなかったので、怪しいメールが来たと本当に思ってしまったくらいです。

 そして、忘れもしない2016年8月14日。新宿ドルチェ楽器で待ち合わせをして、初めて茜さんとお会いしました。楽譜にはサインまで頂き、その楽譜は今では私の宝物になっています。

 その後、収録されていたLullaby of Angelなどを茜さんご本人から直接指導を受けるという機会まで得て、3曲とも発表会で演奏することになりました。

 茜さんとお付き合いさせて頂いているのはその時からで、彼女のコンサートを聴きに行ったり、不定期ではありますが、その時抱えている曲を見てもらったりしています。

 いろいろな偶然が重なって繋がった茜さんとのご縁ですが、これからも大切にしていきたいと思っています。

ヤマノフルート個人レッスン9月第1回

 私には、日ごろからお世話になっているフルートの先生が数多くいます。その中でも、私が愛器ムラマツDSモデルと出会うひっかけを作ってくれたのが、ヤマノの個人レッスンで7年近くお世話になっている林祐香先生です。

 レッスンは土曜日なので、ギターのレッスンと重なることが今後は多くなります。わざわざ、ヤマノミュージックサロン有楽町まで行くのは大変ですが、好きなことなので、苦にはなりません。

 先生自身が、ムラマツのフルートでレッスンをされているので、当然と言えば当然だったのですが、やはりあの落ち着いた厚みのある温かな音色が大好きになって、初心者レベルであったにもかかわらず、銀座山野楽器5階のフルートサロンでフルートの選定に付き合って頂き、今のフルートを入手することが出来ました。6年前のことです。

 フルートを購入した日は、初めて参加する発表会の前々日で、ほとんどその新品に触っていないのに、思い切ってムラマツDSで演奏したことを覚えています。

 それまで使っていたヤマハのカバードキーのフルートをムラマツDSのリングキーのフルートに持ち替えて、発表会に臨んだこと。今から考えてみると、随分思い切ったことをしたものだと感じます。

 さらに、フルート本体だけでなく、ムラマツのレッスンセンターの存在を知ることになったことも含めて、楽器だけではなく、ムラマツとの関わりを作ってくれたのは、間違いなく林先生だと思います。

 林先生の生徒さんの特徴として、レッスンを辞めない方が多く、私などよりベテランの10年選手みたいな方ばかりです。そのため、空き時間が出来て、林先生の新規レッスンが開講するという話はほとんど聞きません。人気講師である所以です。

 教え方は、とにかく褒めて長所を伸ばすというタイプ。ムラマツの野原先生とは真逆のタイプです。

 発表会も、通常年1回が普通であるところ、林先生のクラスは毎年2回発表会があり、とても教育熱心。次回の発表会は来年の1月26日で、音楽の友ホールで行われることになっています。

 いよいよ、今日から、来年の発表会向けの曲の練習が始まりました。選んだ曲は、モーツァルト「アンダンテ」。モーツァルトと言えば、必ず挙がるほどの有名曲ですが、最近はフランスものばかり吹いていたため、意外にもモーツァルトの曲は初チャレンジです。

 トリル、タンギング、スラーなど、楽譜に書かれていることを忠実に再現することが、古典派以前の曲を演奏する場合の最低条件。そのうえで、強弱、音色、メリハリなどの表現力が要求されるので、かなりの吹き込みが必要になりそうです。

 今日は、カデンツ以外の部分を取り合えず最後まで通しました。リズムが不確かだったり、音ミスする箇所、指が回り辛い箇所などを炙り出すことが目的。抜き出し練習をしっかりして、次回のレッスンの備えようと思います。

クラシックギターレッスン9月第1回

 リハビリという意味合いもありますが、1年半ぶりの久しぶりのギターレッスンでした。愛器ホセ・ルイス・ロマニロスに触るのも、本当にしばらくぶりです。やはり、微妙な感覚が無くなっていたのは、弾く方の右手でした。レッスン中は、なかなか思うようなタッチにならず、昔のような感覚に戻るのには、もう少し時間がかかりそうです。

 ギターを師事しているのは、昔から山本久子先生。先生との師弟関係は、かれこれ30年近くになります。もうそんなに経ったのかと思いますが、未だに演奏活動もされている先生です。私の長所も短所もよくわかって指導して頂けるので、全幅の信頼をして、今日もレッスンを受けてきました。

 まずは、基礎練習中の基礎練習であるアグアドのアルペジオ、そして、セゴビアスケール(音階練習)を少々。スラーの練習は、握力の衰えた左手の負担を考えられたのか、今日はやりませんでした。

 久しぶりということで、先生がいろいろと考えて、リハビリ代わりに選んでくれていたのは、ワルカー「小さなロマンス」。ギターを弾く上での基本的な技術がまんべんなく網羅されている作品で、初中級者の生徒さんが、発表会で取り上げる人気曲でもあります。

 普通に弾けるようになるには、次回のレッスンくらいまでの時間は必要でしょうが、譜読み自体にはあまり時間がかからず、正直言ってほっとしました。どうやら、譜読みの力には錆び付きはなかったようです。

 勿論、将来的には、弾きたい曲がたくさんあるのですが、今は焦りは禁物です。まずは、元の状態に近づけること、その目標にむけて、今日からスタートです。