クラシックギターレッスン9月第1回

 リハビリという意味合いもありますが、1年半ぶりの久しぶりのギターレッスンでした。愛器ホセ・ルイス・ロマニロスに触るのも、本当にしばらくぶりです。やはり、微妙な感覚が無くなっていたのは、弾く方の右手でした。レッスン中は、なかなか思うようなタッチにならず、昔のような感覚に戻るのには、もう少し時間がかかりそうです。

 ギターを師事しているのは、昔から山本久子先生。先生との師弟関係は、かれこれ30年近くになります。もうそんなに経ったのかと思いますが、未だに演奏活動もされている先生です。私の長所も短所もよくわかって指導して頂けるので、全幅の信頼をして、今日もレッスンを受けてきました。

 まずは、基礎練習中の基礎練習であるアグアドのアルペジオ、そして、セゴビアスケール(音階練習)を少々。スラーの練習は、握力の衰えた左手の負担を考えられたのか、今日はやりませんでした。

 久しぶりということで、先生がいろいろと考えて、リハビリ代わりに選んでくれていたのは、ワルカー「小さなロマンス」。ギターを弾く上での基本的な技術がまんべんなく網羅されている作品で、初中級者の生徒さんが、発表会で取り上げる人気曲でもあります。

 普通に弾けるようになるには、次回のレッスンくらいまでの時間は必要でしょうが、譜読み自体にはあまり時間がかからず、正直言ってほっとしました。どうやら、譜読みの力には錆び付きはなかったようです。

 勿論、将来的には、弾きたい曲がたくさんあるのですが、今は焦りは禁物です。まずは、元の状態に近づけること、その目標にむけて、今日からスタートです。