私には、日ごろからお世話になっているフルートの先生が数多くいます。その中でも、私が愛器ムラマツDSモデルと出会うひっかけを作ってくれたのが、ヤマノの個人レッスンで7年近くお世話になっている林祐香先生です。
レッスンは土曜日なので、ギターのレッスンと重なることが今後は多くなります。わざわざ、ヤマノミュージックサロン有楽町まで行くのは大変ですが、好きなことなので、苦にはなりません。
先生自身が、ムラマツのフルートでレッスンをされているので、当然と言えば当然だったのですが、やはりあの落ち着いた厚みのある温かな音色が大好きになって、初心者レベルであったにもかかわらず、銀座山野楽器5階のフルートサロンでフルートの選定に付き合って頂き、今のフルートを入手することが出来ました。6年前のことです。
フルートを購入した日は、初めて参加する発表会の前々日で、ほとんどその新品に触っていないのに、思い切ってムラマツDSで演奏したことを覚えています。
それまで使っていたヤマハのカバードキーのフルートをムラマツDSのリングキーのフルートに持ち替えて、発表会に臨んだこと。今から考えてみると、随分思い切ったことをしたものだと感じます。
さらに、フルート本体だけでなく、ムラマツのレッスンセンターの存在を知ることになったことも含めて、楽器だけではなく、ムラマツとの関わりを作ってくれたのは、間違いなく林先生だと思います。
林先生の生徒さんの特徴として、レッスンを辞めない方が多く、私などよりベテランの10年選手みたいな方ばかりです。そのため、空き時間が出来て、林先生の新規レッスンが開講するという話はほとんど聞きません。人気講師である所以です。
教え方は、とにかく褒めて長所を伸ばすというタイプ。ムラマツの野原先生とは真逆のタイプです。
発表会も、通常年1回が普通であるところ、林先生のクラスは毎年2回発表会があり、とても教育熱心。次回の発表会は来年の1月26日で、音楽の友ホールで行われることになっています。
いよいよ、今日から、来年の発表会向けの曲の練習が始まりました。選んだ曲は、モーツァルトの「アンダンテ」。モーツァルトと言えば、必ず挙がるほどの有名曲ですが、最近はフランスものばかり吹いていたため、意外にもモーツァルトの曲は初チャレンジです。
トリル、タンギング、スラーなど、楽譜に書かれていることを忠実に再現することが、古典派以前の曲を演奏する場合の最低条件。そのうえで、強弱、音色、メリハリなどの表現力が要求されるので、かなりの吹き込みが必要になりそうです。
今日は、カデンツ以外の部分を取り合えず最後まで通しました。リズムが不確かだったり、音ミスする箇所、指が回り辛い箇所などを炙り出すことが目的。抜き出し練習をしっかりして、次回のレッスンの備えようと思います。