映画「蜜蜂と遠雷」を観てきました。音楽大好きの私には、たまらない映画でした。
4人の主役の個性で際立っていて、とても魅力的に描かれていて、素敵でした。
競争としての一面ばかりクローズアップされる音楽コンクールですが、彼らの中に感じられたのは、同じ緊張感のある限られた時間を共有する同志といった感じ。
お互いを認め合い、励まし合い、支え合う、それが決して偽善的に見えない描き方が、とてもよかったと思います。
中でも、月明かりの中で亜夜と塵が連弾するこのシーン、とても素敵でした。
フルートとギターの響きが大好きです!
映画「蜜蜂と遠雷」を観てきました。音楽大好きの私には、たまらない映画でした。
4人の主役の個性で際立っていて、とても魅力的に描かれていて、素敵でした。
競争としての一面ばかりクローズアップされる音楽コンクールですが、彼らの中に感じられたのは、同じ緊張感のある限られた時間を共有する同志といった感じ。
お互いを認め合い、励まし合い、支え合う、それが決して偽善的に見えない描き方が、とてもよかったと思います。
中でも、月明かりの中で亜夜と塵が連弾するこのシーン、とても素敵でした。
昨年公開の映画ですが、今でも時々引っ張り出してきて観ます。東野圭吾の加賀恭一郎シリーズの最終作とされている映画です。今は違いますが、以前の職場が日本橋だったこともあり、ロケ地にも馴染みのある風景が多くて、より親近感を感じつつ観てきたシリーズです。公開前から楽しみにしていて、初日に観に行ったことをよく覚えています。
加賀が日本橋にこだわる理由、父親との確執など、シリーズを通しての謎とされていた部分が全て明らかにされます。この映画の最大のテーマは親と子の絆。それを軸に物語は進行しますが、加賀の推理や謎解きの妙、犯人が犯行に至った背景、そして事件と加賀との繋がりが次第に明らかになります。
主演加賀には阿部寛、犯人との接点を疑われる舞台演出家に松嶋菜々子が扮し、テーマは重いですが、見応えのある作品になっています。
この映画も、どこか似ていると感じさせる作品があると思いながら観ました。私は子供のころに観た「砂の器」です。テーマは全く同じですし、親子の逃避行と別れなどは、時代背景こそ違いますが、何となく比較しながら観ている自分がいました。
いつも一人で観に行くので、あまり周りのことは気にならないのですが、初日の時は、私の席の隣に女性の2人組が座っていたので、最後の15分を涙をこらえるのに必死になりながら観ました。でも、その女性たちもすすり泣く声が聞こえていたので、大丈夫でしたが。
最近は、あまり洋画を観なくなってしまい、専ら邦画ばかり、それも109シネマズ湘南専門で観に行くのですが、まだ今年も3か月以上ありますが、今年観た映画の中で、一番強く印象に残っているのが「フォルトゥナの瞳」です。
主演は、神木隆之介君と有村架純さん。映画での共演は3度目だそうですが、恋人役は初めてで、三木孝浩監督から兄妹に見えないようにと、注文を出されたそうです。
百田尚樹氏原作の本作ですが、決してダレたり緩んだりすることなく最後まで一気に話が進みます。ですが、この物語の一番の見どころは、最後の10分にあります。微妙な違和感や小さな疑問を感じつつ観ていた私は、それで納得はしたけれど、思いもよらない衝撃のラストでした。つくづく、原作を読まずに観に行ってよかったと思いました。
この映画の創りに、とてもよく似た映画があるんです。もう15年近く前の映画ですが、「いま会いにゆきます」です。どちらの映画も、現実にはあり得ない話を扱ったSF作品という共通点があります。私はこの映画も大好きで、今も購入したDVDを無性に観たくなって、時々引っ張り出すことがあるのですが、どんでん返しの手法もよく似ています。
誰の視点で話が語られるのかにより、その見え方は全く変わってしまうものですが、伏せられていた驚きの事実が最後に明かされつつ、別の視点で語られるもうひとつのラストに、不覚にも涙することを止められませんでした。
だから、映画の前宣伝でも言われているように、先入観なしに観た方がいいと思いますし、結末は他言無用にというのも頷けます。今は、レンタルショップで借りられるようになっているので、是非観てみて下さい。