土曜日は、月3回のヤマノの個人レッスン日。以前は、木曜日のグループレッスンに通っていましたが、職場が変わって、平日の夜に東京でレッスンを受けることが難しくなったので、同じ林祐香先生の休日の個人レッスンにスライドして、今もレッスンを続けています。
それでも、有楽町まで通うのは大変なのですが、今まで積み上げてきた他の生徒さんたちとの交流のことを考えると、安易に切り捨てることが出来ませんでした。
こちらのレッスンでは、サン・サーンスの「ロマンス」ではなく、モーツァルトの「アンダンテ」を見てもらっています。1月26日の発表会用の曲に決まっているからです。
毎回、基礎練習で腹筋の練習の後に行うのが、ソノリテに載っている「低音の柔軟性」の練習です。かなり息の必要な練習なので、結構きついのですが、大分慣れてきて、最後の方まで息がもつようになり、音の最後がお辞儀して下がるようなことはなくなりました。そのため、より発展した練習ということで、前回からは同じ音を中音域で出す練習に変わっています。
pからfへ、さらにはfからpへの音量の変化を意識した練習ですが、出だしの音が低音域より中音域の方が息がより必要な分だけ、最後まで息がもたないことがよく起こります。中音域での息の加減がまだ分かっていないということなのかもしれません。
「アンダンテ」は基本的にはハ長調の曲なので、「ロマンス」のように、調号で混乱するような曲ではありません。古典派のモーツァルトの曲ですから、楽譜通りにかっちり吹くことが必要で、その上で、強弱のメリハリや正確なアーティキュレーション、そしてトリルなどの技術が求められる曲です。
一応、カデンツ以外は最後まで吹いているのですが、決して速いわけではないのに、細かいところで指が回らないことが多々あり、まだまだ練習が足らないことを痛感させられるレッスンでした。