大塚茜コンサートinトーキョーコンサーツ・ラボ

 今日、午前中から気温がぐんぐん上がる中、一か月ぶりに大塚茜さんの出演されるコンサートに出かけました。

 コンサート会場は、早稲田大学にほど近い西早稲田にあるトーキョーコンサート・ラボです。事前にネットでアクセスを調べてから出かけたのですが、分かりにくい場所にあって、見つけるのに手間取り、ちょっと焦りましたが、無事にコンサート開始15分前には着きました。

 今回は、フルートメインではなく、声楽がメインのコンサートではありましたが、プログラムはバラエティに富んでいて、なかなか楽しむことが出来ました。

 出演は、大塚茜さんの他、茜さんの盟友とも言うべきハーピスト宮本あゆみさん、そしてソプラノ歌手清水梢さんの3名という構成。宮本さんの出演されるコンサートは何度も聴いたことがあるのですが、清水さんについては今回が初めてでした。

 リベラの「彼方の光」から始まり、ディズニー作品、ヘンデルやプッチーニの歌劇からのアリア、バッハのカンタータ作品、さらに注目すべきは、宮本さんご自身が作詞、作曲された本邦初演の「金木犀」も。

 この「金木犀」、歌詞の中には、今回の3名の出演者の名前が、ちゃんと入っているんです。「茜」「歩み(あゆみ)」「梢」が歌詞の中に散りばめられているとのMCに、調べてみると、なるほど、入っています。この日のために作った曲だそうです。

 茜さんのドビュッシー「シランクス」は、朗読付きになっていて、フルート演奏では初めて聴きました。木管のフルートの音、この曲にマッチしていて心地よく聴くことが出来ました。

 そして、時間はあっという間に過ぎ、アンコールではミュージカル「マイフェアレディ」の定番曲「踊り明かそう」を、ある事情があってテイク2まで聴かせて頂き、満場の拍手の中、終演を迎えました。

 そのあとは、いつもお決まりの打ち上げ会。茜さんのコンサートでは、終演後に打ち上げ会(観客との懇親会)が行われることが多く、回数を重ねるごとにその参加者が増えているようで、今回は出演者も含めて30名くらい参加して、コンサートや音楽の話などで大いに盛り上がりました。

 来月22日には、今年の3月以来の紀尾井ホールでのコンサートが行われる予定になっていて、相変わらず忙しい大塚茜さんです。

茜さんとの出会い(2)~あるきっかけとは

 私には、将来、仕事をリタイアした時のことも考えて、地元茅ヶ崎でお世話になっているフルートの先生がいます。月2回くらいのペースですが、レッスンも受けていますし、年1回の発表会にも参加させてもらっています。

 小林優香先生という方です。

 いつも自宅でレッスンされている先生ですが、コンサート活動なども行っていますし、なかなか活動的な方だったりします。

 小林先生が茜さんとどう関わっているのかというと、お二人がFOJ(フォージェ)というプロのフルートアンサンブルのメンバーになっているのです。何回か、FOJのコンサートにも行ったことがあります。それで気が付かなったというのですから、私も大分抜けていますね。

 あるきっかけというのは、私がそのことに気が付いて、楽譜の入手のことについて、小林先生に相談したことです。小林先生から、その件について茜さんにメールが行き、その時、小林先生が私のメールアドレスを教えたことから、私に茜さんからダイレクトでメールが来たのです。

 「会いましょう」と、茜さんからメールを受け取った時は、小林先生が茜さんに私のメールアドレスを教えたことは知らなかったので、怪しいメールが来たと本当に思ってしまったくらいです。

 そして、忘れもしない2016年8月14日。新宿ドルチェ楽器で待ち合わせをして、初めて茜さんとお会いしました。楽譜にはサインまで頂き、その楽譜は今では私の宝物になっています。

 その後、収録されていたLullaby of Angelなどを茜さんご本人から直接指導を受けるという機会まで得て、3曲とも発表会で演奏することになりました。

 茜さんとお付き合いさせて頂いているのはその時からで、彼女のコンサートを聴きに行ったり、不定期ではありますが、その時抱えている曲を見てもらったりしています。

 いろいろな偶然が重なって繋がった茜さんとのご縁ですが、これからも大切にしていきたいと思っています。